俳優
役所広司
この映画の医師たちは、死の恐怖と孤独に怯える患者と家族に寄り添い、平安な心に導き、「ありがとう、おつかれさま」と神の元へ送り届ける。彼らの医者として死を見つめ、今もなお模索し続ける姿に感謝したくなる。こんなお医者さんと親しく、気さくに、おしゃべりしながら臨終を迎えられたら最高の「人生をしまう時間」になりそうな気がする。
TBSラジオ「ゆうゆうワイド土曜日版」パーソナリティー
大沢悠里
人生さよならの時、献身的に患者と接する医療関係者の姿や、寄りそう家族の姿に涙した。是非観てもらいたい。考えてもらいたい。誰でも死ぬ。どんな偉い人でも。終末期医療とは大変な事なのだ。ショックを受けた。
俳優・タレント
毒蝮三太夫
見終わって深い衝撃と感銘を覚えた。重苦しいテーマを微動だにしないカメラワークで「生」と「死」の輪郭をこれほどにまで鮮やかに切り取ったドキュメンタリー作品は初めてだ。老医師と在宅医療チームの高潔な姿勢に心から感謝。
映画エッセイスト
永 千絵
軽妙洒脱な小堀先生、父ともきっと仲良くなっていただけたような気がする。 父に会っていただきたかったなあ、と、ふっと思った。きっと楽しい会話が生まれたのではないだろうか。
漫画家「ペコロスの母に会いに行く」
岡野雄一
命が体から離れていっても、看取った人の心の中に命の残り香が穏やかに揺らいでいる。という大切な時間(とき)を見せてもらった映画でした。もちろん、そこに至るまでの、きれいごとで済まない様々な現実も含めて。
エッセイスト
平松洋子
監督の回すカメラが立ち会う、いくつもの死の訪れ。
絶妙の距離感によって、家族や医師の人間味とともに最期の日々が描き出される。
死は、生きる時間の一部なのだと教わりました。
コメント
敬称略・順不同