出演者・スタッフ
出演
小堀鷗一郎
(こぼり・おういちろう)
1938年東京都生まれ。東京大学医学部医学科卒業。医学博士。東京大学医学部付属病院第一外科・国立国際医療研究センターに外科医として約40年間勤務。定年退職後、埼玉県新座市の堀ノ内病院に赴任し、在宅診療に携わる。自身の訪問診療医としての看取りの経験をもとに『死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者』(みすず書房)を執筆、同書で2019年、第67回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。母は小堀杏奴。祖父は森鷗外。
出演
堀越洋一
(ほりこし・よういち)
1989年群馬大学医学部卒業。アメリカ海軍横須賀病院のインターンを経て、国立病院医療センターの一般外科・消化器外科に入職。
同センターが国際医療センターとして発足したのち、1994年より国際医療協力部に所属。アジア、アフリカ、南米など30カ国で、技術協力、調査・研究、人材育成などの活動に従事。2013年より堀ノ内病院地域医療センターに所属し、在宅での看取りをみすえた訪問診療・在宅医療に取り組む。
監督・撮影
下村幸子
(しもむら・さちこ)
1993年にNHKエンタープライズ入社、番組制作現場で主にドキュメンタリーを手掛ける。これまでに、ディレクター、プロデューサーとしてNHKの番組を中心に「NHKスペシャル」、紀行番組、美術ドキュメント、教育番組などを企画制作。自らカメラを持って医療現場を取材したBSプレミアム「こうして僕らは医師になる~沖縄県立中部 病院研修日記~」が2013年度ギャラクシー賞選奨を受賞。同じく自らカメラをまわし、長期取材を行ったBS1スペシャル「在宅死 “死に際の医療”200日の記録」(2018年6月放送)で2018年度日本医学ジャーナリスト協会賞大賞、放送人グランプリ2019奨励賞を受賞。テレビ放送版にはない新たなエピソードを追加、再編集を施し、ドキュメンタリー映画『人生をしまう時間』として劇場公開。書著『いのちの終いかた 「在宅看取り」一年の記録』(NHK出版)を9月上旬刊行予定。
プロデューサー
福島広明
(ふくしま・ひろあき)
東京都生まれ。1990年NHKに入局。ディレクターやプロデューサーとして、主にドキュメンタリー番組・社会情報番組の制作を手掛け、「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」などで医療・福祉・教育・紀行など幅広いテーマで番組作りを行ってきた。代表作は、東日本大震災直後の原発事故被災地を自ら撮影した「浪江町警戒区域~福島第一原発20キロ圏内の記録~」(2011)や、その後を描いた2画面ドキュメンタリー「無人の町から8年~福島県浪江町~」(2019)。このほかドキュメンタリー「なぜ私は子どもを虐待したのか」「天国への引っ越し手伝います」「80歳の決着~元兵士たちの日米野球~」「医師の罪を背負いて~九大生体解剖事件~」、ドラマ「ここにある幸せ」「いとの森の家」「たからのとき」などを制作。下村幸子監督とは「こうして僕らは医師になる~沖縄県立中部病院 研修日記~」(2012)から3作目となる。